お年寄りの目にやさしい明かり
今日は、どんよりな一日。
今夜から木曜日まで、雨となりそうです。
気温的には暖かいですが、冬の冷たい雨は辛いですよね~
先日、祖母の寝室の照明器具を替えた、ということを
ブログに書きましたが、お年寄り向けの灯りについて
ちょこっと詳しく書いてみたいと思います。
人間の目というのは、高齢になるにつれて
水晶体が茶褐色に変化し、硝子体が濁ってしまうのだそうです。
60代の人の視力は、20代に比べて1/3ほどまで
低下しています。
さらに、まぶしさにもかなり敏感になってきます。
そのほかにも、色の識別がしにくくなったり
明るい所から暗い所へ移動した時になかなか慣れることが
できなくなったりと、若い人と比べると配慮が必要です。
身体も、段差につまずきやすくなったり、ということも
ありますね。
あまり天井から強い明かりで照らしてしまうと、足元や手元に
自分の影ができて見づらくなることがあります。
そのため、天井には横に広がるやわらかい光の器具を選んだり、
手元灯やスタンドなどで、光を足してあげると良いです。
また深夜の場合ですと、急に電気を点けると目がチカチカしたり
目がさえてしばらく眠れなくなってしまったり、ということが
若い人でもあるかと思います。
そういったことを防ぐには、足元にやわらかい光を置いていただくのが
一番良い方法ではないかと思います。
フットライトや、スタンド(これはつまずかないように注意が必要)
などで、強すぎない光で足元を照らしてあげます。
こうすることで、ベッドへ戻ってもわりとすんなり眠ることが
できるようになりますよ。
家の祖母も、目がさえてしまうのでメインの照明は使わず
フットライトなどを使っています。
つい、自分たちの感覚で考えてしまいがちですが
少しの配慮で、心地よく過ごしていただけるようになるかもしれませんよ!