ネガティブ・オプション
ネガティブ・オプション。
名前だけ聞いても、ん?と
何を指しているのかちょっとわからない言葉ですよね。
これ、別名 送り付け商法という悪徳商法の一種です。
先日ニュースでもやっていましたが、頼んでもいないものを勝手に
送り付けて代金を請求したりする手口が増えているようですね。
なぜ、こんなことを書いているかというと、
それらしい電話が掛かってきたからなんです
別棟に住んでいる祖母宛の電話で、
「配送センターの○○ですが、健康食品をお届けしたいのですが」
とのこと、あいにく、祖母は出かけていたので、いませんと言うと
「本人に確認してからお届けすることになっていますので
また連絡します。」と言われ、電話を切りました。
さほど気にもしていませんでしたが、祖母に伝えると
健康食品なんて頼んでいない、と。
よく考えれば、代引きで荷物が届くときに電話がかかってくることはあっても
普通の荷物ではほとんどないし、このあたりで宅急便で届くときには
運送会社は数社に限られます。配送センター○○なんて聞いたこともありません。
その後、ニュースで送り付け商法を取り上げていたので
あーこれだな!と思いました。
おそらく、いつ届けましょうか?の質問に、では明日の午後にお願いします・・・と答えた時点で
こちらが発注した、ということになってしまうのではないでしょうか。
いきなり代引きで送り付けて来ることもあるそうで、
一度代金を支払ってしまうと、返金は難しいそうです。
荷物が届くときには家族に周知させておく、本人から聞いていない代金の
支払いは安易に行わない、などの注意が必要そうですね。
事前に電話がかかってくる場合でも、頼んでいないと断ると
暴言を浴びせられたり、脅されたりして、頼んでしまう高齢者の方も多いそうです。
それでも、もし商品を受け取ってしまったら・・・
契約とは、相互の意志表示の合致で成立するものなので
こちらが購入する意思がなければ、完全無視で良いそうです!
「返品してこなければ、契約が成立したものとみなします」などの文面も
気にすることはないそうですが、特商法という法律で、
商品の送付日から数えて、14日が経過すれば、自由に処分してよいと定められているので
とりあえず、14日間は開封せず、保管しておいた方が良さそうです。
ちょっと長くなってしまいましたが
少しでも、こういった悪徳商法の被害を受ける方が減りますように・・・
特にお年寄りはターゲットになりやすいので、気にかけていただきたいと思います。