電気による火災について
昨日、名古屋市で一家8人中5人が亡くなってしまうという
大変痛ましい事故が起きてしまいました。
ニュースで見た方も多いと思います。
その火災原因が、”タコ足配線”の疑いということを知って
ますます胸が痛くなりました。
近年、家の電化製品は増える一方で、足りなくなったコンセントを
補う一番簡単な方法がタコ足配線だと言えると思います。
でも、その手軽で簡単なタコ足配線が、火災の原因になると
危機感を持って使用している人はあまりいないのではないでしょうか?
実際、全国で起こる火災の18%は電気の配線やコンセントなどの
トラブルによるものです。
コンセントやコードには、必ず安全に使用できる電気の量 というのが決められています。
それを超えて使用し続けると、熱をもって火災が発生してしまうのです。
また、コンセントは家具などの後にあることも多く、目に届きにくいことも
あげられます。
しっかり差し込まれていないコンセントにほこりが溜まると
そこから出火してしまう”トラッキング現象”が起きる危険性や
家具などで潰されたり、無理に折り曲げられたりして、
コードの被覆が破損して発火したり、ショートしたりという
危険性もあります。
左の写真は両方とも今年に入ってから
当社で取替させていただいたコンセントです。
上の写真は、コンセントが溶けて変形してしまって
います。
延長コードを使用して電子レンジと炊飯器を
お使いだったそうです。
下の写真は、コンセントプレートが焦げている
のがおわかりになるかと思います。
こちらも延長コードを使って、ストーブと
加湿器をご使用中との事でした。
大きい家電については特に
延長コードの使用を控えていただくよう
お願いし、専用回路の増設などの
対応をさせていただきました。
本当に、火災になる前に見つかってよかった~と思った2件の工事でした。
実はこういったことはそれほどめずらしい事ではなく、
どこの家庭で起こってもおかしくないような出来事です。
特に見えないところも、たまに点検していただく事と、
もう1点、火災報知機を取り付けていただくことも
重ねてお願いしたいと思います。
特に、昨日の火災のように就寝中に起きる火災には
気づきにくく、火がまだそれほど回っていなくても煙を感知して
教えてくれるので、大変有効です!!
6月1日から設置が義務化されますが、義務だから・・・
ではなく、大切な命を守るために、是非お願いいたします!
コンセントを増やしたいや気になる点を調査をしてほしいなど
すぐ対応致しますので、声を掛けて下さいね
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